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【幻の滝】富士山に夏の前だけ現れるオアシスを追え!(2019.5.25)

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富士山は、川のない山と言われるんだとか。

 

正直はじめはピンと来なかったのですが、富士山の表面は火山灰で覆われていることから、地面に水が染み込んでしまい、川としては現れない、ということです。

 

そんな富士山に5〜6月頃の一時期だけ現れるということで、その川を追いかけて富士山の5合目までやってきました。

 

富士山の登山口はいくつかありますが、今回の目的地は須走口です。麓まで有料道路が通っており、東名高速の渋滞さえなければ東京からもかなりスムーズに到達できます。

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5合目須走口からの眺め。この日は東京でもかなり気温が上がった日。標高が2,000mに到達する須走口も、風こそ肌寒いものの日差しはかなり強め。この日ばかりは半袖でも行けそうでした(普段は防寒などしっかり!)

 

車でいけるのはここまで。幻の滝まではここから30分ほど登っていきます。

この日は天候が良いこともあり、駐車場も溢れんばかりの車でぎっしり。


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高低差はそれほどではないものの、標高2,000mでいきなり車を降りて歩き始めるので、登山慣れしていない自分は最初ちょっと息が苦しい感じがありました。

 

地面は火山灰混じりの砂地が続いて、歩きにくいです。くれぐれも舐めた靴では行かない方が良さそうです。


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だんだんと谷底のようなものが見えて、水の流れる音が聞こえてきます。

 

そう、これが幻の滝。


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実際に歩いてみるとよく分かるのですが、この辺りだけは、地面が溶岩が凝固した岩になってるんですね。だから雪解け水が通ると川のようになるというわけ。

 

下流はまた火山灰なので、この川は山の麓には到達しません。地中から湧水としてまたいつか、富士五湖とか忍野八海とかあの辺りに湧いてくるんですね。なんだかロマンがある。


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ちなみに山頂と逆側を向くと広がる緑は、自衛隊の演習場のあたり。訓練用の砲撃?の音が響きます。砂ぼこりも上がるので、あのあたりでドンパチやってるのか~というのがよく分かります。

というか、自衛隊って土曜日も訓練してんのね。

 

このあと、同じく須走口から20分ほどの"小富士"へも足を運びました。


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こちらは山梨方面に視界が開けていて、山中湖や忍野村方面が見渡せます。積み上がった石でオブジェっぽいものが生み出されていて、良い味を出してました(笑)

 

富士山ってちゃんと行ったことありませんでしたが、なかなか侮れないですね!幻の滝が見られるうちにぜひ!

 

(訪問日:2019年5月25日(土))